光の中の闇と闇の中の光

喜び

すみれが告白してくれたぁ...!


そう思って、喜びに浸っていると、すみれが不思議そうな顔でのぞき込んでくる。


可愛い...っ


可愛すぎて撃沈しそう...


自覚してないんだからたちが悪いよねぇ。


きっと、今まですみれをいじめてきた奴らはビックリするだろう。


想像するだけで面白い。


神様っていうからみんな神聖で優しいってイメージされるけど、みんながみんなそうではない。


僕も、優しいだけのタイプではない。


すみれだけは守る。


何があっても。


そういえば、家はすみれを歓迎してくれるだろうか...


今更不安になってきた。


ま、何とかなるでしょ。


また今度連れて行ってみるかぁ。


すみれに聞いてみよ。


「すみれ。また今度僕の家に来ない?」


「行きたい!でも、いきなりどうしたの?」


「ほら、すみれのこと認めてもらいたいじゃん。」


「なるほど。行く!いつなら行けるの?」


「んーと、来週の水曜日が空いてるから帰って来いって言われてるし、一緒に行こっか。」


「うん!」


「ありがとう! (^▽^)/」


う~。可愛い。
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