私の恋人と執事はいつもいがみ合っている
好き!大好き!
カーテンから朝日が漏れて、抱き合って眠っている蒼志と星那を優しく照らしている。
~~~♪
メッセージを通知する音が鳴る。
ごそごそと身動ぎ、蒼志がスマホを取る。
「………ん?俺じゃない」
スマホを置いて、星那に向き直る。
「可愛い…//////
ほんっと、星那はなんもかんも完璧だな////
可愛すぎ////」
寝顔をジッと見つめ、髪の毛をすくように頭を撫でたり頬をつついたりしていると…………
~~~♪
また、通知音が鳴った。
「………」
何故か嫌な予感がして、星那のスマホを取った蒼志。
「………やっぱり…」
河冨からのメッセージ。
「星那、ごめんな」
星那の手を優しく持ち上げ、指を掴む。
スマホのロックを解除して、メッセージを確認した。
【お嬢様、おはようございます(^^)】
【まだ、起きてないみたいですね。
今日は何時頃お帰りになりますか?
お迎えに参ります!
起きたら、連絡ください(^^)】
蒼志はチッ!と舌打ちをして、勝手に返信した。
【河冨、おはよう。
お迎えは大丈夫だよ。
あーくんにちゃんと送ってもらうから安心して】
「よし!これでいいだろ!フン!」
安心したように、星那を抱き締める。
すると今度は、蒼志のスマホにメッセージが入ってきた。
確認する。
「━━━━━━は?」
【蒼志様。勝手にお嬢様のスマホを扱うなんて、どんな神経をお持ちで?
人様のスマホを勝手に扱う行為は、嫌われますよ】
「なんでわかんの!!?」
思わずガバッと起き上がり声を荒らげた蒼志は、そのまま河冨に電話をかけた。
『はい』
「なんでわかった!?」
『は?
なんでって、お嬢様はあんな冷たいメッセージをお送りになったことがないからです』
「は?
どこが“冷たいメッセージ”なんだよ!?」
『絵文字がない。
それにお嬢様は、滅多にお迎えを断わったりしない。
もしお断りになるなら、その理由をきちんと伝えてくださいます。
そして何より……お嬢様なら、お迎えを断わるよりも先に、僕やご両親の状態をお伺いになる。
“私がいなくて大丈夫だった?”と』
「………」
河冨の言葉一つ一つが、蒼志に突き刺さる。
そして、何も言えなくなってしまう。
~~~♪
メッセージを通知する音が鳴る。
ごそごそと身動ぎ、蒼志がスマホを取る。
「………ん?俺じゃない」
スマホを置いて、星那に向き直る。
「可愛い…//////
ほんっと、星那はなんもかんも完璧だな////
可愛すぎ////」
寝顔をジッと見つめ、髪の毛をすくように頭を撫でたり頬をつついたりしていると…………
~~~♪
また、通知音が鳴った。
「………」
何故か嫌な予感がして、星那のスマホを取った蒼志。
「………やっぱり…」
河冨からのメッセージ。
「星那、ごめんな」
星那の手を優しく持ち上げ、指を掴む。
スマホのロックを解除して、メッセージを確認した。
【お嬢様、おはようございます(^^)】
【まだ、起きてないみたいですね。
今日は何時頃お帰りになりますか?
お迎えに参ります!
起きたら、連絡ください(^^)】
蒼志はチッ!と舌打ちをして、勝手に返信した。
【河冨、おはよう。
お迎えは大丈夫だよ。
あーくんにちゃんと送ってもらうから安心して】
「よし!これでいいだろ!フン!」
安心したように、星那を抱き締める。
すると今度は、蒼志のスマホにメッセージが入ってきた。
確認する。
「━━━━━━は?」
【蒼志様。勝手にお嬢様のスマホを扱うなんて、どんな神経をお持ちで?
人様のスマホを勝手に扱う行為は、嫌われますよ】
「なんでわかんの!!?」
思わずガバッと起き上がり声を荒らげた蒼志は、そのまま河冨に電話をかけた。
『はい』
「なんでわかった!?」
『は?
なんでって、お嬢様はあんな冷たいメッセージをお送りになったことがないからです』
「は?
どこが“冷たいメッセージ”なんだよ!?」
『絵文字がない。
それにお嬢様は、滅多にお迎えを断わったりしない。
もしお断りになるなら、その理由をきちんと伝えてくださいます。
そして何より……お嬢様なら、お迎えを断わるよりも先に、僕やご両親の状態をお伺いになる。
“私がいなくて大丈夫だった?”と』
「………」
河冨の言葉一つ一つが、蒼志に突き刺さる。
そして、何も言えなくなってしまう。