私の恋人と執事はいつもいがみ合っている
俺の許可なく、勝手に触るな!
「━━━━おじ様、おば様。
頼りないですが、あーくんを支えられるように頑張ります!
よろしくお願いします!」
高級料亭にて━━━━━━
星那は両親と共に、蒼志の両親と会っていた。
「娘のこと、よろしく!」
「こちらこそ!
星那ちゃんが、蒼志のような愚息の嫁さんになってくれるなんてな……
本当、嬉しいことこの上ない!」
父親同士が、酒を酌み交わしながら話している。
「でも、ほんと…星那ちゃん、綺麗になったわ~
久しぶりに会ってびっくりしちゃった!
星那ちゃん、今度一緒にショッピングしましょ?
私、楽しみにしてたの!親子デート!」
蒼志の母親も、興奮気味に話す。
「はい!」
星那は、微笑み頷いた。
「は?ダメだし!
星那は、俺の!」
母親を睨む蒼志。
「は?違うわよ!星那ちゃんは、草壁のモノ!」
と蒼志の母親。
「いやいや、星那は俺の娘だよ!」
そこに星那の父親が入ってくる。
星那の母親も、クスクス笑っている。
「えー!じゃあ、星那ちゃんはみんなのモノってことにしよう!」
蒼志の父親が、満面の笑みで言った。
「は?なんだ、こいつ等……」
「フフ…」
呆れている蒼志に、星那はニコニコ笑っていた。
それから、蒼志と星那は二人で料亭の庭をゆっくり手を繋いで歩いていた。
「━━━━星那」
「ん?」
「星那も言ってよ!」
「何?」
「“私はあーくんのモノ”って」
「フフ…」
「フフ…じゃねぇの!
こ、れ!」
星那の首のキスマークを指さす。
「あ…/////」
「言ったろ?
“星那は俺の”って」
「うん」
「だから、勝手に俺以外と会ったり、触らせたりすんなよ?」
「うん」
「………」
「………」
それからも、ただ…ゆっくり散歩していた。
空を何気なく眺めたり、池の鯉を見たりしている星那。
そんな星那を見下ろし、微笑む蒼志。
心地よい時間が流れていた。
「━━━━お嬢様!」
穏やかだった二人の間に、河冨の星那を呼ぶ声が響いた。
「え?」
「もうそろそろお時間ですよ。
お部屋に戻りましょう!」
「うん!
………あーくん、行こ?」
「ん」
あぁ、ほんっと……邪魔な奴…………!
頼りないですが、あーくんを支えられるように頑張ります!
よろしくお願いします!」
高級料亭にて━━━━━━
星那は両親と共に、蒼志の両親と会っていた。
「娘のこと、よろしく!」
「こちらこそ!
星那ちゃんが、蒼志のような愚息の嫁さんになってくれるなんてな……
本当、嬉しいことこの上ない!」
父親同士が、酒を酌み交わしながら話している。
「でも、ほんと…星那ちゃん、綺麗になったわ~
久しぶりに会ってびっくりしちゃった!
星那ちゃん、今度一緒にショッピングしましょ?
私、楽しみにしてたの!親子デート!」
蒼志の母親も、興奮気味に話す。
「はい!」
星那は、微笑み頷いた。
「は?ダメだし!
星那は、俺の!」
母親を睨む蒼志。
「は?違うわよ!星那ちゃんは、草壁のモノ!」
と蒼志の母親。
「いやいや、星那は俺の娘だよ!」
そこに星那の父親が入ってくる。
星那の母親も、クスクス笑っている。
「えー!じゃあ、星那ちゃんはみんなのモノってことにしよう!」
蒼志の父親が、満面の笑みで言った。
「は?なんだ、こいつ等……」
「フフ…」
呆れている蒼志に、星那はニコニコ笑っていた。
それから、蒼志と星那は二人で料亭の庭をゆっくり手を繋いで歩いていた。
「━━━━星那」
「ん?」
「星那も言ってよ!」
「何?」
「“私はあーくんのモノ”って」
「フフ…」
「フフ…じゃねぇの!
こ、れ!」
星那の首のキスマークを指さす。
「あ…/////」
「言ったろ?
“星那は俺の”って」
「うん」
「だから、勝手に俺以外と会ったり、触らせたりすんなよ?」
「うん」
「………」
「………」
それからも、ただ…ゆっくり散歩していた。
空を何気なく眺めたり、池の鯉を見たりしている星那。
そんな星那を見下ろし、微笑む蒼志。
心地よい時間が流れていた。
「━━━━お嬢様!」
穏やかだった二人の間に、河冨の星那を呼ぶ声が響いた。
「え?」
「もうそろそろお時間ですよ。
お部屋に戻りましょう!」
「うん!
………あーくん、行こ?」
「ん」
あぁ、ほんっと……邪魔な奴…………!