私の恋人と執事はいつもいがみ合っている
ギシッ…とベッドのスプリングが軋む━━━━━━

「サンタ、脱ごうな…!」
「ん…/////」

服を脱がせながら、蒼志のキスが身体に落ちてくる。
下着姿にして、優しく星那をベッドに寝かせる。

下着も脱がせながら、愛撫を続ける蒼志。
星那は、甘い息を漏らしながらシーツをたぐり寄せるようにして握りしめた。

「星那…可愛い……」
そして蒼志は、パーカーとインナーを一気に脱いで、ベッドの下に投げ落とした。

ズボンも脱ぎ、蒼志も下着姿になる。
「……/////
あーく…綺麗…/////」

引き締まった蒼志の身体。
淡いライトが、蒼志を妖しく照らす。

「そう?(笑)」
フフ…と笑って、蒼志は星那の口唇に何度も啄むキスを繰り返した。


激しいベッドのスプリング。

二人の荒い息遣い。

星那の甘い声が響く寝室。

「星那…顔そらさないで?」
「ん…恥ずかし…/////絶対、変な顔してるもん…」

「ダメ…俺を見て……!
見つめ合わないと、意味がないだろ?
…………ほら、キスしよ?」

「んん……んふぅ…」

「可愛い、星那…好き、好き、大好き……」


何度も何度も……二人は、貪るように抱き合って果てた。



「星那。
はい、おいで?腕枕すっから」

右腕を伸ばして、微笑む蒼志。
星那は、抱きつくようにして蒼志にくっついた。

蒼志に頭を撫でられながら星那は、蒼志の首に光る自分が贈ったネックレスを見つめていた。

「星那」
「ん?」

不意に、蒼志が星那を呼んだ。

「このネックレス、いつ買いに行ったの?」
「え?」

「俺達、婚約してからはほとんど一緒にいるだろ?
俺は、星那が家に帰ってから時間があるけど、星那は一度家に帰ったら外には出られない。
いつ俺に内緒で買いに行ったの?」

「先週だよ。
…………ほら、予定があるから会えないって言った日」

「先週…あー、あの日!
誰と?河冨?」

「ううん。実波ちゃんと陽香ちゃんだよ!
女子会もしたの~」
ニコニコ笑い言う星那に、蒼志は内心ホッとしていた。

どうしても、離れてる時間は不安になる。
星那に断られると、男が関係してるんじゃないかとどうしても考えてしまうのだ。


蒼志は更に星那を抱き締め、腕の中に閉じ込めるように包み込んだ。
「んー!あーくん、苦しいよぉ…」

「もう…片時も離れたくねぇ……!」


このまま、誰の目にも触れさせないように閉じ込めてしまいたい━━━━━━━
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