私の恋人と執事はいつもいがみ合っている
岳玄「星那、こんなとこで何してるの?」
星那「お手洗いに行ったの」
岳玄「うん」
星那「迷子になったの…」
岳玄「………」
星那「………」
岳玄「……フッ…フフ…ハハハッ…!!」
一度フリーズし、噴き出して笑い出す岳玄。
星那「あー、笑うことないでしょ!?」
岳玄「だって、相変わらずだなと思って(笑)」
星那「……/////」
岳玄「それに、思い出した!」
星那「え?」
岳玄「僕達が初めて話した時も、星那が迷子になってたなぁーって!」
岳玄と星那は高校三年間、ずっと同じクラスだった。
(ちなみに、蒼志とは高一の時のみ同じクラス)
それもあってか、星那は蒼志の次に岳玄を頼っていた。
高校の入学式で見かけてから岳玄は、星那に一目惚れし、あだ名の“姫様”ではなく“星那”と呼び、ことある毎に星那を気遣っていたから。
更にその頃蒼志は、高三の時に告白されるまで少し星那と距離を取っていたからなのもある。
岳玄は、蒼志の次にイケメンだと騒がれていた程の容姿の持ち主。
更に物腰の柔らかく、ある意味蒼志よりもいい男だ。
(蒼志は、星那や大騎等、信用できる人間にしか情を持たない冷淡な人間だから)
それもあり、蒼志や星那の次に目立っていた。
だからこそ━━━━蒼志は岳玄に“かなり”敵対心を持ち、ことある毎に突っかかっていた。
蒼志と岳玄は、いつも喧嘩をしていた。
星那「久しぶりだね!」
岳玄「そうだね!」
星那「岳玄くん、会場何処かわかる?」
岳玄「もちろん!
僕も今来たとこだし、一緒に行こ?」
そう言って、手を差し出す岳玄。
星那はごく自然に、その手を握ろうとして“はっ!”と宙で手を止めた。
岳玄「ん?星那?」
星那「私ね。
あーくんと婚約したの!」
岳玄「うん、知ってるよ?」
星那「あ、そ、そうか。
だから、岳玄くんと手を繋ぐのは………
それに、約束もしてるし…」
岳玄「………手…繋ぐくらいいいでしょ?
ほら━━━━!!」
少々強引に星那の手を取り、握りしめた。
星那「ちょっ…岳玄くん…!?」
そして星那を引っ張る。
星那を引っ張りながら、ポツリと言う。
岳玄「女性って、よくわかんない……」
と━━━━━━
星那「お手洗いに行ったの」
岳玄「うん」
星那「迷子になったの…」
岳玄「………」
星那「………」
岳玄「……フッ…フフ…ハハハッ…!!」
一度フリーズし、噴き出して笑い出す岳玄。
星那「あー、笑うことないでしょ!?」
岳玄「だって、相変わらずだなと思って(笑)」
星那「……/////」
岳玄「それに、思い出した!」
星那「え?」
岳玄「僕達が初めて話した時も、星那が迷子になってたなぁーって!」
岳玄と星那は高校三年間、ずっと同じクラスだった。
(ちなみに、蒼志とは高一の時のみ同じクラス)
それもあってか、星那は蒼志の次に岳玄を頼っていた。
高校の入学式で見かけてから岳玄は、星那に一目惚れし、あだ名の“姫様”ではなく“星那”と呼び、ことある毎に星那を気遣っていたから。
更にその頃蒼志は、高三の時に告白されるまで少し星那と距離を取っていたからなのもある。
岳玄は、蒼志の次にイケメンだと騒がれていた程の容姿の持ち主。
更に物腰の柔らかく、ある意味蒼志よりもいい男だ。
(蒼志は、星那や大騎等、信用できる人間にしか情を持たない冷淡な人間だから)
それもあり、蒼志や星那の次に目立っていた。
だからこそ━━━━蒼志は岳玄に“かなり”敵対心を持ち、ことある毎に突っかかっていた。
蒼志と岳玄は、いつも喧嘩をしていた。
星那「久しぶりだね!」
岳玄「そうだね!」
星那「岳玄くん、会場何処かわかる?」
岳玄「もちろん!
僕も今来たとこだし、一緒に行こ?」
そう言って、手を差し出す岳玄。
星那はごく自然に、その手を握ろうとして“はっ!”と宙で手を止めた。
岳玄「ん?星那?」
星那「私ね。
あーくんと婚約したの!」
岳玄「うん、知ってるよ?」
星那「あ、そ、そうか。
だから、岳玄くんと手を繋ぐのは………
それに、約束もしてるし…」
岳玄「………手…繋ぐくらいいいでしょ?
ほら━━━━!!」
少々強引に星那の手を取り、握りしめた。
星那「ちょっ…岳玄くん…!?」
そして星那を引っ張る。
星那を引っ張りながら、ポツリと言う。
岳玄「女性って、よくわかんない……」
と━━━━━━