私の恋人と執事はいつもいがみ合っている
大騎「━━━━━買ってきたぞ~!」
「買い込んできた~!」

「凄い量……」

大騎等男性達が、大量の酒や焼鳥、つまみを買ってきた。

「ほんとに、ここで(学校)飲むの?」

智久「いいじゃん!」
岳玄「でもなんか、スッゴく悪いことしてるみたいだね(笑)」

星那「あーくん、大丈夫かな?」
蒼志「大丈夫!なんかあったら、みんなで仲良く怒られよ?(笑)」

星那「…………フフ…そうだね!(笑)」

芽郁「フフ…でも、怒られても星那が謝ったら許してくれそう…(笑)」
「確かに~!(笑)」

大騎「そうそう!
姫様が……“ごめんなさい!許してください!”って言えば、許すよ誰でも!(笑)」
大騎が、両手で祈るように指を絡ませ上目遣いで言った。

智久「プッ…!!」

蒼志・岳玄「大騎がやると全然!可愛くない!!」

「確かに~(笑)」
「姫様がやってこそだよなぁ~(笑)」

大騎「なんだよ!俺的には、史上最高に可愛い大騎だったんだぞ?」

星那「フフ…可愛いよ?大騎くん!」

大騎「だよなぁー?」

蒼志・岳玄「は?星那、目がおかしいよ?」

智久「フフ…姫様、今大騎がやったようにやってみて?」

星那「え?えーと……
ごめんなさい!許してください!」
大騎と同じように、上目遣いで祈るように言う。

「「「━━━━━!!!?」」」

星那の行為に、蒼志達全員が固まる。

蒼志「な、な、な…/////」
岳玄「か、可愛い…/////」

智久「想像を軽く越えてきたし…/////」
大騎「これは…ヤバいな/////」
「何しても、許されるよな…これ/////」

芽郁「私も、許してあげるって言いそうになっちゃった(笑)」
「私も(笑)」



それから、酒を飲んだり焼鳥を食べたりして賑やかに過ごしていた蒼志達。

星那のスマホが鳴り響いた。

星那「━━━━━ん?あ!どうしよう……河冨だ!」
蒼志「あ?あ、9時過ぎてるし……」

星那「もしもし?」
河冨『お嬢様!?今どちらに?』

星那「え、えーと……」

河冨には言わずに学校に来たため、焦ったような河冨の声が電話口に響いていた。

河冨『それに、21時も過ぎています。
すぐにお迎えに参りますので、場所を教えていただけますか?』
星那「◯◯高校にいるの」

河冨『は?高校?
…………わかりました。
今から向かいます』

星那が通話を切る。
蒼志が窺うように星那の顔を覗き込んだ。

蒼志「星那、大丈夫?」
星那「河冨、スッゴく怒ってた……
……………つい、楽しくて時間忘れてた……」

蒼志「大丈夫!
言ったろ?
“一緒に怒られよう”って!
俺も一緒に、河冨に謝るから!」
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