私の恋人と執事はいつもいがみ合っている
「あ…星那…!?」
「お嬢様!!?す、すみません!!」


「こんな二人は、嫌い!!」


「「え………」」

星那から“嫌い”という言葉が出て、二人は途端に怯え出す。


「あ…あ…星那!!ごめん!ごめんな!?」

「申し訳ありません、お嬢様!
また、こんなお見苦しいところを……」


「せっかく、楽しいピクニックになるはずだったのに!」

「そうだな!」
「そうですね!」

「仲直りして!」

「「え?」」

「あーくん!河冨!仲直り!して!」

「わ、わかった。
ほら、河冨!」
手を差し出す、蒼志。

「は、はい!」
その手を、河冨が握る。

「よし!
━━━━━はい、河冨、早く撮るなら撮って!
早く、食べよ?」

「はい!すみません!」



蒼志と河冨は、思う━━━━━━


ほんっと、敵わねぇなぁー(笑)

可愛くて、柔らかくて……でも、どこか強い。


やっぱ、好きだなぁー星那(お嬢様)が!




「「━━━━━━星那(お嬢様)!!」」

「ん?」



「「俺も、星那が大好きだよ!!
(僕も、お嬢様が大好きです!!)」」



「うん!!
…………フフ…綺麗にハモったね!(笑)
やっぱ、二人は仲良いなぁー!」



「「は?
あり得ない!!」」


「フフ…ほら!(笑)」

星那は、終始笑っていた━━━━━







━━━私の恋人と執事はいつもいがみ合っている━━━


でも、とーっても仲が良いの!





私は、そんな二人が大好き!!





この先もずっと………二人と生きていきたいな………!










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