❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
第十二章 極道冨樫雅也
迷惑がかかるから、俺の側にいられないと、城之内の元に身を寄せていた。

今は葉月を拉致した西沢と行動を共にし、ホテルへ行くと言っていた。

俺の子供だから愛情を注いだとも言ってくれた。

お前の本心はどこにあるんだ。

俺は、なぜこんなにも熱くなってる。

また、裏切られるんじゃないのか。

いや、それでもいい。

俺は葉月を愛してる。

たとえ、葉月の中に俺がいなくとも。

冨樫は極道冨樫雅也に戻った。

そんな時、ホテルで過ごしている西沢は葉月を抱こうともせず、葉月をじっと見つめていた。

なんか不思議、西沢さんは全く手を出してこない。

こんな極道もいるんだ。

助けたんだから、俺と時間を過ごせと言われて、私は西沢さんにも抱かれてしまうのかと、

自分の情けない気持ちが嫌になった。

冨樫さんを愛している。

でも、こんな私じゃ、もう愛してはもらえない。

いろんな男に抱かれて、山辺からも付き纏われて、冨樫さんとの赤ちゃんも

守れなかった。

私はどうすればいいの?

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