❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
俺は家を出て、一人暮らしをした、生きていくためになんでもやった、
そして西沢組長と出会った、西沢組長には子供がいなくて、俺に息子になれと
話を持ちかけられ、俺は西沢守になった」

「そうだったんですか」

「エミはそんな俺でも、お兄ちゃんと慕ってくれた、そんな妹をヤクザの抗争に巻き込んで、エミはこの世を去った」

葉月は涙を流していた。

「俺はその瞬間から、極悪非道のヤクザになった」

「でも、私を助けてくれましたよね」

「葉月、お前はエミに似ている」

「そうなんですか」

「忘れていた記憶をエミの記憶を思い起こさせてくれたのはお前だ」

だから、私を抱かないんだ。

極悪非道なヤクザの人間らしい気持ちを垣間見た気がした。

そんな時、ホテルの廊下が騒がしかった。

そして、ドアがぶち破られ、入ってきたのは冨樫だった。

「冨樫」

「てめえ、葉月に手を出しやがって、どう言うつもりだ、許せねえ」

冨樫はそう叫びながら、西沢を殴りつけた。

「よくここがわかったな」

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