❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
「考えとくよ、お前も気をつけろよ、山辺に命狙われねえとも限らねえからな」

「西沢さん、私のせいでごめんなさい」

葉月は自分のことでみんなに迷惑をかけて、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。



冨樫と葉月はマンションに向かった。

部屋に入ると、冨樫は葉月にキスを落とす。

「葉月、俺はお前を手放さない、お前の過去も全て受け入れる、だから
葉月も俺に迷惑がかかるとか思わず、俺を頼ってくれ」

葉月は目にいっぱいの涙を浮かべて頷いていた。

そんな二人の幸せは長くは続かなかった。

山辺は葉月が一人になる瞬間をじっと狙っていた。

朝、ゴミを出すため、マンションのゴミ置き場に一人で出た瞬間、葉月は口を抑えられて、

気を失った。

車に押し込まれて、葉月は連れ去られた。

気がつくと、ロープで縛られて、身動き出来ない状態だった。

口はガムテープで塞がれて、目の前に山辺の姿があり、葉月は捕まったと観念した。

「やっと会えたね、葉月」

山辺は葉月に身体を重ねてきた。

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