❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
山辺は葉月を抱いた。

「ああ、葉月、最高だ」

山辺はガムテープを外した。

「葉月、気持ちいいって叫べ」

「気持ちいい」

葉月は山辺の言うことを聞かないと、殴られる恐怖から言う通りにした。

葉月は涙が止まらなかった。

次の瞬間、ドアがぶち破られて、男が山辺めがけてナイフを突き刺した。

何度も、何度も。

山辺は息絶えた。

「葉月、大丈夫か」

葉月を助けてくれたのは西沢だった。

それから、数人の男達が山辺を抱えて、出ていった。

葉月はその場で気を失った。

気がつくと、冨樫が葉月の手を握り、心配そうに覗き込んでいた。

「冨樫さん」

「葉月、大丈夫か」

葉月は冨樫に抱きついて泣いた。

冨樫は葉月を抱きしめてくれた。
葉月が山辺に拉致される一週間前から、西沢は葉月の護衛を続けていた。

冨樫に葉月の護衛を断られて、自ら極秘で行っていた。

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