❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
「葉月、かわいいよ、もっと良くしてあげるから」

冨樫は身体中にキスをした。

「もう、だめ」

葉月の背中が反り返って、最高潮に達した。

冨樫は自分自身を葉月の感じる部分に触れた。

葉月は俺だけのものだ、誰にも渡さない。

冨樫は葉月の身体中にキスマークをつけた。

強く、さらに強く吸った。

「いや、痛い、やめて、お願い」

冨樫は葉月の声に我に返った。

さすがにアザをつけなくとも、感情が昂って葉月の身体を労わることを疎かにしてしまった。

これじゃあ、奴と変わりないじゃないか。

冨樫は慌てて葉月から離れた。

「ごめん、葉月」

葉月は寝室を出て自分の部屋に入った。

強く吸われて、葉月は「抵抗するな」そう言って殴られ、痛ぶられた記憶が蘇ったのだ。

冨樫と葉月はグッと二人の距離が接近したのに、葉月の嫌な記憶が二人の間に溝を作った。

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