❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
「よろしくお願いします」

葉月は頭を下げた。

「これから葉月を守ってもらわないといけない場面もある、俺共々よろしく頼む」

冨樫は組員全員に向かって頭を下げた。

それから、昼間は冨樫組の事務所にいて、夕方、ヤスシが葉月をマンションに送る生活が始まった。

葉月は組員の食事を作り、事務所の仕事も手伝った。

夕方、マンションに戻ると、冨樫の食事を作り、二人で食卓を囲む毎日が続いた。

「葉月、子供が欲しいな」

「そうですね、私も同じことを考えていました」

冨樫は葉月をベッドルームに抱き抱えて移動した。

「葉月」

冨樫は熱いキスを落とした。

「なんか、身体が熱って、いつもと違います」

「お前は俺の愛する葉月だ、そして俺の最愛の妻だ」

「嬉しいです、もう身代わりじゃないんですね」

「ああ、そうだ」

冨樫は葉月の首筋から鎖骨へ唇を這わした。

「ああ、う〜ん」

「葉月、葉月」


< 130 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop