❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
丸堂は、葉月に一目惚れをした。

でも葉月は人妻だ。

どうあがいても、自分のものになる確率はゼロに等しい。

それなら、一夜限りでも、抱きたいと考えていた。

葉月と食事に出かけた丸堂は、たわいない会話を楽しんでいた。

隣の座敷には布団が敷いてあり、これから一夜を共にするという状況を物語っていた。

丸堂は立ち上がり、葉月を抱き上げた。

唇が急接近した。

「いい女だな、度胸もあるし、色気もある」

丸堂がキスをしようとした時、葉月はサッとかわした。

そして、ニコッと笑った。

「なあ、葉月、生涯俺の女になる気はないか」

「だって、私は冨樫の妻ですよ」

「冨樫と別れろよ」

「それは出来ません」

「そうか」

丸堂の中の独占欲に火がついた。

葉月を監禁してでも、側におきたいと……

丸堂は葉月を布団に乱暴に投げ捨てた。

そして、葉月に馬乗りになり、上半身裸になった。

筋肉が盛り上がり、鍛えている様子が伺えた。

肩から龍の刺青がこちらを覗いていた。

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