❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
丸堂はいきなり、葉月の首筋にキスを落とした。

次の瞬間、葉月の脳に山辺との抱擁がフラッシュバックして、蘇った。

「いや、ごめんなさい、ごめんなさい、もう、殴らないで」

「葉月、どうした」

尋常じゃない葉月の様子に、丸堂は身体を離した。

葉月は座敷の隅に慌てて身を寄せた。

全身震えて、恐怖を感じていることを現していた。

そして、葉月は泣き叫び、気絶した。

「おい、葉月、葉月、しっかりしろ」

何が起きたのか、丸堂は皆目わからなかった。

丸堂は葉月を布団に運び、横にならせた。

そして、スマホで葉月のことを調べ始めた。

これか。

葉月の過去が明らかになり、丸堂は朝まで葉月を抱きしめたまま眠った。

白々と夜が明けて、葉月は目覚めた。

横には自分をギュッと抱きしめている丸堂が眠っていた。

「丸堂さん、お水飲みたいの、離してください」

「おはよう、葉月」

丸堂は全裸のまま、キッチンに水を取りに行った。

キュッとしまったお尻にも刺青が彫られていた。

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