❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
「葉月、そうじゃないんだ、丸堂組若頭の女をヤスシが好きになっちまって、
でもその女は借金があって、丸堂はお前に一夜を共にしろと強要したんだ」

「私は抱かれてしまったんですか」

「いや、大丈夫だ、何もなかった」

「でも、もし、冨樫さんが他の女性と一夜を共にしたら、私だって何をするかわかりません」

「葉月」

「だから、冨樫さんのしたことはひどくなんかありませんよ」

冨樫は葉月を引き寄せ抱きしめた。

「葉月、俺は自分でも気づかなかった自分自身に気づいた、俺は嫉妬深い男だ、
お前が他の男に笑顔を見せるのも気に食わねえ」

葉月はニッコリ微笑んだ。

「葉月、葉月、他の男に絶対に見せるな、いいな、俺はその男を殺しかねない」

葉月は冨樫をグイッとベッドに引っ張り込んだ。

葉月の上に冨樫は倒れ込んだ。

葉月は冨樫に濃厚なキスをした。

「ああ、葉月、お前がこんなにエロいと俺は……」

冨樫は葉月を抱きしめた。



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