❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
「ああ、最高、雅也、もっと」

「葉月、なんて可愛いんだ、お前に名前を呼ばれると余計に興奮する」

葉月は冨樫に蕩けるほど愛されていることを改めて実感した。

そんな矢先葉月は車に跳ねられた。

道路を挟んで、冨樫の姿を見付けると、葉月は冨樫目掛けて走り出した。

そこに車が突っ込んだのだ。

緊急手術が行われた。

冨樫は長い時間を手術室の前で過ごした。

なんとか命は取り止めたものの、余談を許さない状況が続いた。

「葉月は大丈夫ですよね」

冨樫は担当医師に詰め寄った。

「冨樫さん、落ち着いてください、意識が戻ればいいのですが、ただ……」

「なんですか」

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