❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
女の身体はアザだらけで、しかもキスマークの跡が身体中についていた。

尋常じゃない愛の表現のあと、手をあげられたんだろうと推測がついた。

「若頭、何をしているんですか、熱がある女を抱くなんて……」

「はあ?何言ってるんだ、俺は身体を拭いてやろうと思っただけだ」

「びっくりしましたよ、今まで抑えていた欲求が爆発したのかと思いました」

「馬鹿か、誰が欲求を抑えていたって、俺はその気がなかっただけだ」

ヤスシは申し訳なさそうに頭を下げた。

俺はこの三年気持ちが高揚して女を抱いていねえ。

「ヤスシ、これ見ろよ」

俺は女の身体を指差した。

「ひでえ、アザだらけだ」

「しかも、尋常じゃない数のキスマークだ、異常な性癖あるやつなんだな」

「逃げて来たんでしょうか」

「そうだな」

これほどの気持ちは俺には理解出来なかった、この時は……

「やべ」
ヤスシはそう言って、自分の股間を抑えた。

「どうした」

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