❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
あの潤んだ瞳、色っぽい声、抱くたびに俺は望美がいない人生は考えられなくなっていった。

望美だって、俺を愛していてくれていると疑いもしなかった。

それなのに、あの愛情は偽りだったのか。

そして、愛する男の後を追ってこの世を去ったのだ。

三年前から俺は何も感じなくなった。

若頭の仕事も全くと言っていいほどしていない。

ただ、なんとなく一日が過ぎていく。

気が向いた時、商売女のところに行く。

指名はしない、誰でも良かったからだ。

女はうなされているようだった。

おでこにタオルを乗せ、俺は看病した。

俺、なんでこんなに一生懸命やってるんだ。

女は二日間眠り続けた。

俺は女が寝ているベッドで、うたた寝をしてしまった。

女は目が覚めたらしく、起き上がって、俺にタオルケットをかけてくれた。

俺は目が覚めた。

顔を上げると、目の前に女の顔があった。

「大丈夫ですか」

「それはこっちのセリフ」

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