❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
「お腹には俺の子供がいる、時期を見て葉月と結婚する、だからもう葉月に付き纏わないでくれ」

「城之内さん」

葉月は理玖の言葉に驚きを隠せなかった。

「葉月、本当なのか」

葉月は動揺を隠せず、答えることが出来なかった。

「葉月、一緒に帰ろう」
雅也は手を差し出した。

葉月は理玖の背中に隠れる様にして一言だけ言葉を発した。

「城之内さんを愛しています」

葉月は涙が溢れて止まらなかった。

雅也は、葉月の気持ちを重んじたかった。

今は、無理矢理連れて行くことは出来ない。

決して諦めたわけではない。

この場は一旦引き下がろうと、この場を後にした。

葉月は理玖の背中でワンワン泣いた。

「葉月、部屋に入ろう」

理玖は葉月を抱えて、エレベーターに乗った。

部屋に入ると、理玖は葉月を抱きしめた。

他の男を思いながら泣いている葉月を放っておくことなど理玖には出来なかった。

理玖は葉月の頬の涙にキスをした。

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