❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
「しばらくして、あの人に見つかって、また、襲われそうになったところを
冨樫さんは助けてくれました、でもあの人をこれでもかと殴りつけて……」

葉月は涙が止まらず、言葉に詰まってしまった。

「それで、あいつは包帯ぐるぐる巻きの状態だったのか」

「私、これ以上冨樫さんの側にいると迷惑かけてしまいます、だから出て行きます」

「葉月、俺の側にいた方が、安全なんじゃないか」

「えっ」
冨樫は言葉を続けた。

「あいつはまたお前を狙ってくる、だから俺がお前を守ってやるよ」

「でも、私はダメだとわかっていても、あの人に抱かれると、
抵抗出来なくて、こんな淫乱な私は冨樫さんの側にいる資格はありません」

葉月はワンワン泣き出した。

冨樫は葉月の手を引き寄せ抱きしめた。

「葉月、人間は皆、欲の塊を持ってる、俺は性欲が強い方が好きだな」

「でも……」

「俺だって、女性にはすぐ反応しちゃうぜ」

「私はいっぱいあの男に抱かれたんです」

「俺だって、葉月以外の女をいっぱい抱いてる」

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