❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
しかも葉月の身体中のキスマークを初めて見た時、異常な性癖の持ち主だと思い、自分には考えられないと思ったにも関わらず、俺は全く同じことをしてしまった。

葉月はベッドで毛布を被りながら、泣いていた。

冨樫は病院の廊下の長椅子で肩を落としていた。

葉月に謝っても許されることではない。

どうすれば許してもらえるのか。

冨樫は途方に暮れていた。
連絡を受けてヤスシが駆けつけた。

「若頭、葉月さんは大丈夫でしたか」

「子供が流産した、俺の責任だ」

「何があったんですか」

「俺が他の男の子供だと思い、嫉妬したんだ、それで、乱暴に葉月を抱いた」

「なんでそんなことを、葉月さんは山辺に酷い目に遭ってるんです、それなのに同じことをしたんですか」

「ああ」

ヤスシは冨樫の胸ぐらを掴み涙ながらに訴えた。

「若頭、何で、何でですか、葉月さんが若頭以外の男に抱かれるわけないじゃないですか、どうして、どうして信じてあげられなかったんですか、酷いですよ」

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