❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
「はい」

なんだ、そのためにホテルにきたのか。

西沢の優しさに触れて、葉月は涙が溢れていた。

シャワールームから出てくると、西沢は葉月に近づいた。

首元に顔を近づけて匂いを嗅いだ。

「よし、あいつの匂いはしなくなったな」

そして、洋服を葉月に渡した。

「これを着ろ、今まで着ていた服は捨てた」

「えっ」

「なんだよ、また着るつもりだったのか」

「いえ、そう言うつもりはありませんが、同じ考えだったので、びっくりして」

「そうか」

葉月は西沢に用意してもらった服を着た。

「おいくらですか、払います」

「いいよ、俺からのプレゼントだ、だから、もう少し一緒にいてくれ」

「はい」

葉月は西沢の気持ちがわからなかった。

ホテルの部屋に連れて行かれて、シャワー浴びてこいと言われたから、てっきり自分を

抱くつもりなのかと思ったら、服を与えられ、一緒に時間を過ごすだけの西沢の考えが

理解出来なかった。

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