ハジメテノコイ
③
柚希side
「最近ずっと携帯気にしてるね」
前の席の一愛が後ろを振り返って言った。
「そー?」
「うん、あやのさんと連絡先交換してからずっと」
「えー、そうかなぁ」
全然自覚無かった。
「すきなの?」
「え!?何言ってんの(笑)」
「だって通話してる時とかほんっと女の子みたいで凄く可愛いよ」
「ちょっと(笑)元々女の子なんですけどー」
「そーだけどさぁ」
「てか第一に、あたしも女の子であやのも女の子だよ」
「うん、だから?」
「いや、だからって...」
そんな真面目な顔で言われても...。
「女の子が男の子としか恋愛しちゃいけないって誰が決めたの?」
「え...」
「じゃああやのさんが他の人に取られてもいいんだ、平気なんだ」
「いや、それは...」
「他の誰かと手繋いでー、抱き合ってー、キスしてー、その先だってー...」
「駄目、それ以上言わないで」
心が潰れちゃうかと思った。
想像しただけで苦しかった。
「一愛、あたしすきかも」
「やっとわかったんだ(笑)」
「最近ずっと携帯気にしてるね」
前の席の一愛が後ろを振り返って言った。
「そー?」
「うん、あやのさんと連絡先交換してからずっと」
「えー、そうかなぁ」
全然自覚無かった。
「すきなの?」
「え!?何言ってんの(笑)」
「だって通話してる時とかほんっと女の子みたいで凄く可愛いよ」
「ちょっと(笑)元々女の子なんですけどー」
「そーだけどさぁ」
「てか第一に、あたしも女の子であやのも女の子だよ」
「うん、だから?」
「いや、だからって...」
そんな真面目な顔で言われても...。
「女の子が男の子としか恋愛しちゃいけないって誰が決めたの?」
「え...」
「じゃああやのさんが他の人に取られてもいいんだ、平気なんだ」
「いや、それは...」
「他の誰かと手繋いでー、抱き合ってー、キスしてー、その先だってー...」
「駄目、それ以上言わないで」
心が潰れちゃうかと思った。
想像しただけで苦しかった。
「一愛、あたしすきかも」
「やっとわかったんだ(笑)」