ハジメテノコイ
「で、話って何?」


あやのはコーヒーを飲みながら言った。


「あのさ...すき.....なの...」

「ほう...」


気持ち悪いって思われたかな...。


「私もすきだよ。ずっと言ってんじゃん(笑)」

「でもそれは酔った時じゃん...」

「もう大人になるとお酒の力借りないと言えないんだよね、そーゆーの(笑)」


あやのは今までにも女の子と付き合ったことあるらしい。

男の人も女の人もすきになる人をバイセクシャルと言うらしい。


「やっと聞けた、柚希の口から...」


そう言ってあやのはあたしの頬に触れる。


「で、付き合ってくれますか...?」


ニヤリと低い声で言うあやの。


「.......はいっ」

「ありがと」


あやのはあたしのほっぺにキスをした。
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