ハジメテノコイ
「お前絶対男にこういうことしちゃいけない」

「なんで?」

「なんでって...お前は自分から襲ってくださいって言ってるよーなもんだ」

「ごめん...」

「俺以外にすんじゃねーぞ」

あたしは頷いた。

その夜雅臣からラインが来た。


【雅臣:結局俺らって付き合ったの】


あたしは吹き出してしまった(笑)


【失恋したばっかだけどいいの?】

【雅臣:気にしねぇ】

【雅臣の彼女にしてください】

【雅臣:俺の女になってください】


「ふふっ(笑)」

「ゆず何笑ってんの」


樹希に見られてしまった。


「なんでもないよ」


【よろしくお願いします】


こうしてあたし達は結ばれた。
< 43 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop