ハジメテノコイ
④
花火大会当日。
あたしは毎年浴衣を着ている。
「ほんっと、なんで男に生まれなかったんだろう...」
ママは言った。
「ほんとだな(笑)」
続いてパパも。
「樹希そっくりね、こうして見ると」
「樹希があたしに似てるんでしょー」
「「そうそう(笑)」」
ママとパパは言った。
ピーンポーン。
来た来た。
「行くよー」
みんなでおうちを出た。
「相変わらず男みてぇ(笑)」
「うるさいな」
雅臣の第一声目がそれだった。
「ましゃおみ、ゆじゅきっ」
紬希があたしと雅臣と手を取る。
「早く孫の顔見せてー!」
後ろから雅臣ママが叫ぶ(笑)
パシャパシャ。
「いやぁ、いい写真撮れた」
ママが言う。
「ちょっと後で送ってね」
ママ同士がまた騒いでる(笑)
あたしは毎年浴衣を着ている。
「ほんっと、なんで男に生まれなかったんだろう...」
ママは言った。
「ほんとだな(笑)」
続いてパパも。
「樹希そっくりね、こうして見ると」
「樹希があたしに似てるんでしょー」
「「そうそう(笑)」」
ママとパパは言った。
ピーンポーン。
来た来た。
「行くよー」
みんなでおうちを出た。
「相変わらず男みてぇ(笑)」
「うるさいな」
雅臣の第一声目がそれだった。
「ましゃおみ、ゆじゅきっ」
紬希があたしと雅臣と手を取る。
「早く孫の顔見せてー!」
後ろから雅臣ママが叫ぶ(笑)
パシャパシャ。
「いやぁ、いい写真撮れた」
ママが言う。
「ちょっと後で送ってね」
ママ同士がまた騒いでる(笑)