ハジメテノコイ
「すーぱーぼーるっ!」


紬希が指さした。


「今年も勝負すっか?」

「望むところよ!」


こうしてあたしと雅臣のバトルが始まった。


「見て、あの二人かっこいい」

「てか凄い数取ってる」


ギャラリーが集まってきた。


「くっそー、負けた」


1個差であたしの勝ち(笑)


「紬希、すきなの選んでいいよ」

「これっ!」


紬希は大きいキラキラ光るスーパーボールを選んだ。


「あたし焼きそば食べたーい」

「待ってろ」


そう言って雅臣が買ってきてくれた。

適当に食べ物を買って、花火が見れる場所にレジャーシートをひき、花火が始まるのを待った。


「雅臣、ん」


あたしは焼きそばを雅臣の口元に持っていった。


「みんな居るって...」


照れてる雅臣。


「雅臣食べねぇなら俺がっ」


そう言って樹希が食べた。


「あーあ」


雅臣ママが言った。
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