ハジメテノコイ
ヒュー...ドドンッ.....パラパラ...


花火が上がった。


「わぁ...」


思わず声が出る。


「今年も見れて良かったね」


あたしは雅臣にそう言った。


「あぁ」


そっと雅臣の手があたしの手に触れた。

花火を見ている間ずっと手を繋いでいたのはあたし達だけの秘密。
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