キミの空に虹を!
そして、こう叫んだ。

プルイング・ガーデンス
「ツタよ、引っ張れ!」

シュルッ!

すると、手元から勢いよく放たれたのは深緑の植物のツタ?!

「キミって植物好きなんだっ!?」

それは、みるみるうちに隣の家に巻き付いていき…。

命綱として、男の子は次の瞬間_!

「…ふっ。」

息をこぼし、空中へとジャンプした。

「えぇぇ!?」

なかなかの大ジャンプに髪はサラサラと流れ、キリリとした横顔が瞳に映る。

(なんだがカッコよく見える……って!)

つい、見惚れてたら男の子は次々に屋根を飛んで逃走してる!?

(うーん、こうなったら!もう意地でも捕まえるっ!)

サンダーメル☆ムーブ
「ライメイ移動!」

私がそう叫ぶと、バチバチっ!と全身を雷が包み込む。

「いっけぇ〜!」

バンッ!と足元の雷が弾けて、私はスゴイ速さで走り出し、ジャンプする。

(滞空時間が長いから空中を飛んでるように移動できちゃうんだ〜!)

それからはというのは、あっという間だった。

「あっ、居たよ!!」

男の子をスグに発見しちゃった!

でも、また植物のツタで逃げようとしてる。
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