空に一番近い彼
「は?そんな物があったのか?なんで早く教えてくれないんだ。いちいちスマホに打ち込まなくていいだろ」
「いちいちですか、そうですか」
「い、いや……てか、そいつ誰だよ」
「トモキです」
「は?トモキ?」
「はい。同じ大学に通って、同じ時間を過ごしてきました」
「同期か」
「はい、大切な同期です」
「今、彼と大事な話をしていました。取り込み中です。駿さんも取り込み中のようでしたので、帰ってきました」
「マジか…」
「マジです」
「駿さん、お忙しいようですので、お帰りになられたらいかがでしょう」
「美咲」
「私はトモキと話がしたいので、駿さんはどうぞ、あのスレンダー美人さんとお話しされてください」
「違う、あいつはそうじゃない。そんなんじゃない」
「言っている意味がわかりませんが」
「美咲、この人、もしかしてそのスレンダー美人とキスしてたのか?だから俺に尋問したのか?」
「トモキ、正解」
もう、この状況、最悪以外の何者でもない。
「美咲、聞いてくれ。あいつは俺の従兄妹だ。留学から帰って来たかと思えば、いきなりキスしてきやがった」
「なんで従兄妹があんなキスするんですか?全然スキンシップのキスじゃなかったし」
「それは俺もそう思う……いやいや、そうじゃなくて」
「あのぉ、お取り込み中申し訳ありません。俺、この場に居てもいいんでしょうか?」
「いいよ」
「ダメだ」
「美咲、なんでいいんだよ!」
「駿さん、なんでダメなんですか!」
「あのぉ、二人とも、深呼吸しましょうか、深呼吸」
トモキという奴に促され、深呼吸をしてしまった。
「いちいちですか、そうですか」
「い、いや……てか、そいつ誰だよ」
「トモキです」
「は?トモキ?」
「はい。同じ大学に通って、同じ時間を過ごしてきました」
「同期か」
「はい、大切な同期です」
「今、彼と大事な話をしていました。取り込み中です。駿さんも取り込み中のようでしたので、帰ってきました」
「マジか…」
「マジです」
「駿さん、お忙しいようですので、お帰りになられたらいかがでしょう」
「美咲」
「私はトモキと話がしたいので、駿さんはどうぞ、あのスレンダー美人さんとお話しされてください」
「違う、あいつはそうじゃない。そんなんじゃない」
「言っている意味がわかりませんが」
「美咲、この人、もしかしてそのスレンダー美人とキスしてたのか?だから俺に尋問したのか?」
「トモキ、正解」
もう、この状況、最悪以外の何者でもない。
「美咲、聞いてくれ。あいつは俺の従兄妹だ。留学から帰って来たかと思えば、いきなりキスしてきやがった」
「なんで従兄妹があんなキスするんですか?全然スキンシップのキスじゃなかったし」
「それは俺もそう思う……いやいや、そうじゃなくて」
「あのぉ、お取り込み中申し訳ありません。俺、この場に居てもいいんでしょうか?」
「いいよ」
「ダメだ」
「美咲、なんでいいんだよ!」
「駿さん、なんでダメなんですか!」
「あのぉ、二人とも、深呼吸しましょうか、深呼吸」
トモキという奴に促され、深呼吸をしてしまった。