おうちでーと
「恵茉が不安なとこがあるならいつでも直すから
俺、恵茉がいれば生きてけるから
年の差なんて関係ない。俺はただ愛があればいいと思うんだけど?」
私の涙を拭きながら、笑顔でそう言った。
コクコクと首を縦に振ると、優しい笑みが返ってきた
「ねえ伊織くん、大好きだよ
ほかにいい女の人がいても私をえらんでね」
「お安い御用です」
手をつないでスーパーへ向かう道は、
なんだか私たちの未来を示してるように思えた
10年後も100年後も、伊織くんと手をつないでいられますように。