感情少年少女
感情7
鳴神奈緒(なるかみなお)ver.
俺には好きな奴がいる。
でもきっとこの好きは皆には軽蔑されるかもしれない。
だって俺の好きな人は…。
「あ、奈緒くん!おはよー!」
ニコニコと満面の笑みで俺のとこに駆け寄ってきたのは…。
「はよ、奏斗(かなと)」
俺もニコッと微笑む。
「うん!今日も寒いね〜」
「だな」
俺の好きな人はこいつ…甘野奏斗(かんのかなと)、男だ。
まだ同性愛が認められていないこの社会。
俺は……日に日に奏斗への好きが膨らんでいく。
でもきっとこの思いは実ることはないだろう。
だって奏斗には…好きな人が、いるのだから。
「あれって茂上(もがみ)さんじゃない?」
そう言って笑って指さす先には奏斗が好きな茂上鈴那(もがみりんな)先輩がいた。
「…だな」
奏斗はとても嬉しそうだった。
見つけても奏斗は声をかけることはしない。
本人の前だと緊張してしまうかららしい。
そんなとこも可愛いなと思ってしまう俺はおかしいのかもな。
俺には好きな奴がいる。
でもきっとこの好きは皆には軽蔑されるかもしれない。
だって俺の好きな人は…。
「あ、奈緒くん!おはよー!」
ニコニコと満面の笑みで俺のとこに駆け寄ってきたのは…。
「はよ、奏斗(かなと)」
俺もニコッと微笑む。
「うん!今日も寒いね〜」
「だな」
俺の好きな人はこいつ…甘野奏斗(かんのかなと)、男だ。
まだ同性愛が認められていないこの社会。
俺は……日に日に奏斗への好きが膨らんでいく。
でもきっとこの思いは実ることはないだろう。
だって奏斗には…好きな人が、いるのだから。
「あれって茂上(もがみ)さんじゃない?」
そう言って笑って指さす先には奏斗が好きな茂上鈴那(もがみりんな)先輩がいた。
「…だな」
奏斗はとても嬉しそうだった。
見つけても奏斗は声をかけることはしない。
本人の前だと緊張してしまうかららしい。
そんなとこも可愛いなと思ってしまう俺はおかしいのかもな。