感情少年少女
感情8
茅野白百合(かやのさゆり)ver.
この世にどうしても誰にも渡したくないのがあるの。
私の宝箱に閉じ込めておきたいのがあるの。
狂おしいほど君のことが好きだよ。
『白百合ちゃん!』
いつも笑って私のそばにいてくれる女の子・柚木歌音(ゆぎかのん)。
抱きしめると温かくていい匂いがする。
「白百合ちゃん、あのね!私…好きな人ができたの!…応援、してくれる?」
え…?どうして?
いつも一緒にいたのに。
頑張って…必死に取り繕った。
「う、うん!応援…してる」
誰にも譲りたくない。渡したくない。
だから……ね?
それから数日後のことだった。
「白百合ちゃーん!」
泣きながら走って来る歌音の姿に私は胸がキュンと高鳴る。
泣いてる姿も可愛い…。
「どうしたの、歌音?」
私は笑って聞いた。
「私…失恋しちゃったよ〜っ!!」
「え、どうして?!あんなにお似合いだったのに!」
…そんなことないけどね。
失恋したのなんて知ってるよ、歌音。
この世にどうしても誰にも渡したくないのがあるの。
私の宝箱に閉じ込めておきたいのがあるの。
狂おしいほど君のことが好きだよ。
『白百合ちゃん!』
いつも笑って私のそばにいてくれる女の子・柚木歌音(ゆぎかのん)。
抱きしめると温かくていい匂いがする。
「白百合ちゃん、あのね!私…好きな人ができたの!…応援、してくれる?」
え…?どうして?
いつも一緒にいたのに。
頑張って…必死に取り繕った。
「う、うん!応援…してる」
誰にも譲りたくない。渡したくない。
だから……ね?
それから数日後のことだった。
「白百合ちゃーん!」
泣きながら走って来る歌音の姿に私は胸がキュンと高鳴る。
泣いてる姿も可愛い…。
「どうしたの、歌音?」
私は笑って聞いた。
「私…失恋しちゃったよ〜っ!!」
「え、どうして?!あんなにお似合いだったのに!」
…そんなことないけどね。
失恋したのなんて知ってるよ、歌音。