突然現れた魔女っ子が帰ってくれません。
 どこか腑に落ちない気持ちはあったが、ジュリが嬉しそうに笑うので、まぁいいかと思う事にした。

 俺の部屋(うち)には魔女がいる。

 見習いの魔女が勝手に住み着いた。

「次の課題も、キラさんのお家でやっていいですか?」

 けれど、今となっては無理に追い出さなくてもいいかなと思う。

「……別にいいけど。また箒に乗せてもらうからな?」

「了解です」

 見上げてくる可愛らしい笑顔に心臓がフワッと軽くなるような、そんな充足感に満たされた。

 〈了〉
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