孤高の御曹司は授かり妻を絶え間なく求め愛でる【財閥御曹司シリーズ黒凪家編】
 自分の肌はこんなに薄かったのかと思うくらい敏感になっていて、少し触れられただけで甘い刺激が走る。下着も取り払われて直に弄られる感覚は凄まじく、思わず声を上げて背中をのけ反らせた。

 そのままベッドに倒れ込み、愛撫はさらに際どい場所へと進む。奏飛さんの表情も仕草もいつも以上にエロティックで、ドキドキしすぎて心臓が持ちそうにない。

 胸だけでどうにかなりそうなのに、ショーツの隙間から指を忍ばせられたら意識が吹っ飛びそうになる。いやらしい水音が響いて、濡れるってこういうことなんだと初めて実感した。

 彼はわざと音を立てるように指を動かし、いたずらな質問をしてくる。

「これまで、俺にキスされてる時もこんなに濡らしてたのか?」
「わ、わかんな……っ、けど、たぶん」

 頭が働かず、口元を手の甲で隠して正直に答えると、彼はふっと表情を緩めた。

「深春はいつも、素直で可愛い」

 笑みと同じく自然に口からこぼれたような甘いひと言に、胸も子宮もきゅっと締まる感覚を覚える。

 奏飛さんに甘やかされるの、すごく好きだ。

 すっかり湿ったショーツを足から抜き取られ、奏飛さんも服を脱ぎ捨てる。適度に筋肉がついた彼の身体が露わになり、セクシーすぎて直視できない。
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