呪いで恋愛成就します!
けれどあれから真美の体に特別な異変はなく、寒気も気持ち悪さも消えていた。
家に戻るころには、あれはただの幻で本当はなんでもなかったんじゃないかと思えていた。
「なぁんか、今日は変な日だったなぁ」
自室の勉強机に座って大きくため息を吐き出す。
修平の人気っぷりとか、告白とか、ミキコさんの呪いとか。
考えることが沢山あった気がする。
おまけに本当にミキコさんみたいな女の子を屋上で見てしまうという出来事まであった。
まぁ、あれは私が怖がりすぎて勝手に作り出した幻想だろうけれど。
もう1度ため息を吐き出して机の上に飾っている修平の写真を見つめた。
写真の中の修平はサッカーボールを追いかけていて、透明な汗を額から流している。
真美が一番好きな一瞬を切り取ったものだった。
自分で写真を撮る勇気はないから、悦美にお願いして撮ってもらったものだった。
「今日もかっこよかったなぁ」
思わずそうつぶやいたとき『それなら私が告白の手伝いをしてあげる』と、聞き慣れない女の子の声が聞こえて生きた。
家に戻るころには、あれはただの幻で本当はなんでもなかったんじゃないかと思えていた。
「なぁんか、今日は変な日だったなぁ」
自室の勉強机に座って大きくため息を吐き出す。
修平の人気っぷりとか、告白とか、ミキコさんの呪いとか。
考えることが沢山あった気がする。
おまけに本当にミキコさんみたいな女の子を屋上で見てしまうという出来事まであった。
まぁ、あれは私が怖がりすぎて勝手に作り出した幻想だろうけれど。
もう1度ため息を吐き出して机の上に飾っている修平の写真を見つめた。
写真の中の修平はサッカーボールを追いかけていて、透明な汗を額から流している。
真美が一番好きな一瞬を切り取ったものだった。
自分で写真を撮る勇気はないから、悦美にお願いして撮ってもらったものだった。
「今日もかっこよかったなぁ」
思わずそうつぶやいたとき『それなら私が告白の手伝いをしてあげる』と、聞き慣れない女の子の声が聞こえて生きた。