呪いで恋愛成就します!
突然聞こえてきた声に振り向き、部屋の中を確認するが誰もいない。
窓が開いていて、外の人の声が聞こえたんだろうかと思っても、窓はちゃんとしまっていた。
じゃあ、今の声は誰……?
『ミキコよ。さっきあなたの中に入ったじゃない』
クスクスと笑う声が頭の中から聞こえてきて、真美は小さく悲鳴をあげてその場に座り込んでしまった。
『そんなに驚くこと? あなたも、私の噂を聞いて屋上へ来たんでしょう?』
鈴のなるようなキレイな声は確かに真美の頭の中から聞こえてくる。
両耳を塞いでも、大きな声を出していても必ず聞こえてきてしまう。
「そんな、あれは私の妄想なんじゃ……」
『妄想だなんて失礼ね。私はちゃんとここにいるのに』
少し怒った声になる。
ミキコさんにはちゃんと感情もあるみたいだ。
「で、出ていってください!」
床に座り込んで青ざめた顔で叫ぶ。
『それはできないのよ』
「なんで!?」
『これはもう私の任務みたいなものなの。告白をお手伝いするまでは出られない』
「出られないって、そんな……!」
窓が開いていて、外の人の声が聞こえたんだろうかと思っても、窓はちゃんとしまっていた。
じゃあ、今の声は誰……?
『ミキコよ。さっきあなたの中に入ったじゃない』
クスクスと笑う声が頭の中から聞こえてきて、真美は小さく悲鳴をあげてその場に座り込んでしまった。
『そんなに驚くこと? あなたも、私の噂を聞いて屋上へ来たんでしょう?』
鈴のなるようなキレイな声は確かに真美の頭の中から聞こえてくる。
両耳を塞いでも、大きな声を出していても必ず聞こえてきてしまう。
「そんな、あれは私の妄想なんじゃ……」
『妄想だなんて失礼ね。私はちゃんとここにいるのに』
少し怒った声になる。
ミキコさんにはちゃんと感情もあるみたいだ。
「で、出ていってください!」
床に座り込んで青ざめた顔で叫ぶ。
『それはできないのよ』
「なんで!?」
『これはもう私の任務みたいなものなの。告白をお手伝いするまでは出られない』
「出られないって、そんな……!」