呪いで恋愛成就します!
『どうしたの? 笑うのか泣くのかハッキリしなさいよね。気持ち悪い』
ミキコさんが本気で嫌がるような声を出しても、真美は座り込んだまま泣き笑いを止めることができなかったのだった。
☆☆☆
『告白に失敗したから、私はこの体に残ることにするから』
人の傷心なんて気にする様子もなく、ミキコさんは真美にそう言い放った。
どうにか帰宅して、ベッドに突っ伏したところだったのに。
「もういいから、出ていって」
『無理。出ていかない』
「告白には失敗したんだから。あなたの役目は終わったでしょう?」
『確かに終わったわね。でも失敗したから、今度はあなたが私の願いを叶えてちょうだい』
なんだそれ。
断られても当然の告白の仕方をしておいて、失敗したんだから願いを聞け?
意味がわからない!
「いいから、もう出ていってよ!!」
思いっきり大きな声を出した瞬間、メマイがして額に手を当てた。
『あまり大きな声とか、激しい運動はしない方がいいわよ』
「どういう意味?」
『あなた、今取り憑かれてるんだから。それだけで体力は消耗して行くのよ』
ミキコさんが本気で嫌がるような声を出しても、真美は座り込んだまま泣き笑いを止めることができなかったのだった。
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『告白に失敗したから、私はこの体に残ることにするから』
人の傷心なんて気にする様子もなく、ミキコさんは真美にそう言い放った。
どうにか帰宅して、ベッドに突っ伏したところだったのに。
「もういいから、出ていって」
『無理。出ていかない』
「告白には失敗したんだから。あなたの役目は終わったでしょう?」
『確かに終わったわね。でも失敗したから、今度はあなたが私の願いを叶えてちょうだい』
なんだそれ。
断られても当然の告白の仕方をしておいて、失敗したんだから願いを聞け?
意味がわからない!
「いいから、もう出ていってよ!!」
思いっきり大きな声を出した瞬間、メマイがして額に手を当てた。
『あまり大きな声とか、激しい運動はしない方がいいわよ』
「どういう意味?」
『あなた、今取り憑かれてるんだから。それだけで体力は消耗して行くのよ』