呪いで恋愛成就します!
倒れる
翌日はしっかり眠ったはずなのに体が重たくて一歩を踏み出すのも大変だった。
このまま学校は休んでしまおうかとも思ったが、とにかく悦美に相談しないといけない。
ミキコさんは噂通り告白に失敗した相手の体から出ていってはくれないようだと。
どうにか昇降口までたどり着いたとき、真美の額には汗が滲んで息切れをしていた。
毎日通っている家から学校までの距離でこんなにも疲れたことは今まで1度もない。
「ふぅ~……」
少し休憩するために廊下との段差に腰をおろしたとき、修平が登校してくるのが見えた。
さすがに気まずくてすぐに逃げようと思ったのだけれど、体が重たくてとっさには動けない。
座り込んでいる真美を見て、修平は怪訝そうな表情を向けた。
昨日あんな風に告白してしまって、今日はこんなところで休んでいるのを見られて、ほんと最悪……。
なあ期待気分になりながらどうにか立ち上がったけれど、すぐに体がふらついた。
目の前がチカチカと点滅して、立っている感覚がなくなってしまう。
あ、倒れる……。
そう思った瞬間だった。
誰かの手が真美の体を支えていた。
このまま学校は休んでしまおうかとも思ったが、とにかく悦美に相談しないといけない。
ミキコさんは噂通り告白に失敗した相手の体から出ていってはくれないようだと。
どうにか昇降口までたどり着いたとき、真美の額には汗が滲んで息切れをしていた。
毎日通っている家から学校までの距離でこんなにも疲れたことは今まで1度もない。
「ふぅ~……」
少し休憩するために廊下との段差に腰をおろしたとき、修平が登校してくるのが見えた。
さすがに気まずくてすぐに逃げようと思ったのだけれど、体が重たくてとっさには動けない。
座り込んでいる真美を見て、修平は怪訝そうな表情を向けた。
昨日あんな風に告白してしまって、今日はこんなところで休んでいるのを見られて、ほんと最悪……。
なあ期待気分になりながらどうにか立ち上がったけれど、すぐに体がふらついた。
目の前がチカチカと点滅して、立っている感覚がなくなってしまう。
あ、倒れる……。
そう思った瞬間だった。
誰かの手が真美の体を支えていた。