呪いで恋愛成就します!
真美は31年前のアルバムを手に取り、すぐにページをめくったのだった。
☆☆☆
15分ほどの間にふたりが確認したのは30年から35年前までのアルマム5冊だった。
そのなかでミキコという名前の生徒は4人出てきた。
容姿だけで幽霊のミキコさんの判断がつくかと思ったのだけれど、古い写真なので簡単には判別がつかなかった。
「この人だけ、集合写真に参加しなかったんだね」
その中で31年前の卒業アルバムだけが気になるものだった。
その中に打つているミキコという卒業生は右上に四角く印刷されていて、その場にいなかったことがわかる。
目をこらして見てみると、幽霊のミキコさんと同じようにポニーテールをしているのもわかった。
「怪しいな。この人について聞いてみるか」
修平の言葉に真美は頷いた。
幸い31年前のアルバムの中にも石田さんの姿がある。
この頃のことを覚えているかもしれない、唯一の人だ。
「行こう」
修平に促されて、ふたりは図書室を後にしたのだった。
☆☆☆
図書室から出ると教室の外は生徒たちの声で溢れていた。
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15分ほどの間にふたりが確認したのは30年から35年前までのアルマム5冊だった。
そのなかでミキコという名前の生徒は4人出てきた。
容姿だけで幽霊のミキコさんの判断がつくかと思ったのだけれど、古い写真なので簡単には判別がつかなかった。
「この人だけ、集合写真に参加しなかったんだね」
その中で31年前の卒業アルバムだけが気になるものだった。
その中に打つているミキコという卒業生は右上に四角く印刷されていて、その場にいなかったことがわかる。
目をこらして見てみると、幽霊のミキコさんと同じようにポニーテールをしているのもわかった。
「怪しいな。この人について聞いてみるか」
修平の言葉に真美は頷いた。
幸い31年前のアルバムの中にも石田さんの姿がある。
この頃のことを覚えているかもしれない、唯一の人だ。
「行こう」
修平に促されて、ふたりは図書室を後にしたのだった。
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図書室から出ると教室の外は生徒たちの声で溢れていた。