呪いで恋愛成就します!
スマホを片手に持った修平が真美を促して歩き出した。
「地図アプリを使ったんだよ。これならすぐにわかる」
「あ、ありがとう!」
慌てて修平の後をついていきながら、ふと今ってふたりきりなんだよねと考える。
途端に心臓が早鐘を打ち始めて、緊張してきてしまった。
ダメダメ、何考えてるの私!
修平にはもう振られてるんだから、期待なんてしちゃダメなんだって!
必死に自分にそう言い聞かせている間に目的地に到着していたようで、危うく修平の背中にぶつかってしまうところだった。
「ここだ……」
修平が呆然とした表情でつぶやく。
視線を移動させてみると、そこにはまっさらな空き地が存在しているだけだった。
空き地の手前の方には『売り土地』と書かれた看板が設置されている。
「嘘。ミキコさんの家、もうなくなっちゃったの!?」
思わず大きな声を上げて看板にすがりつく。
せっかくここまできたのに、なにもなくなっていたんじゃ誰からも話を聞くことができない。
「大丈夫だ。まだ近所の人に聴き込むとか、できるから」
「地図アプリを使ったんだよ。これならすぐにわかる」
「あ、ありがとう!」
慌てて修平の後をついていきながら、ふと今ってふたりきりなんだよねと考える。
途端に心臓が早鐘を打ち始めて、緊張してきてしまった。
ダメダメ、何考えてるの私!
修平にはもう振られてるんだから、期待なんてしちゃダメなんだって!
必死に自分にそう言い聞かせている間に目的地に到着していたようで、危うく修平の背中にぶつかってしまうところだった。
「ここだ……」
修平が呆然とした表情でつぶやく。
視線を移動させてみると、そこにはまっさらな空き地が存在しているだけだった。
空き地の手前の方には『売り土地』と書かれた看板が設置されている。
「嘘。ミキコさんの家、もうなくなっちゃったの!?」
思わず大きな声を上げて看板にすがりつく。
せっかくここまできたのに、なにもなくなっていたんじゃ誰からも話を聞くことができない。
「大丈夫だ。まだ近所の人に聴き込むとか、できるから」