呪いで恋愛成就します!
「冗談なんかじゃない!」
「どこでミキコちゃんの名前を知ったのかは知らないけれど――」
「私の話を聞いて!」
彼の言葉を遮り、叫ぶ。
話を聞いてもらわないと、ここまで来た意味がない。
幽霊になってから噂の通りに過ごして来て、だけど彼の名前だけが思い出せなくて。
それが、運命的な出会いを果たしてようやく思い出すことができたんだ。
彼の名前は三好ヒロシ。
私が3年間片思いした人。
「……それで、私は死んでしまったの」
自分が死んだ経緯を話終えたとき、ヒロシは唖然とした表情に変わっていた。
最初は信じてくれていなかったけれど、明らかに様子が違う。
「本当に君はミキコちゃんなのか? 隕石で亡くなった、あの?」
私は何度も頷いた。
当時流行していたキャラクターとか、学校の先生とか話せば話すほどに自分が自分に戻っていくようだった。
「あの時言えなかったことを、言いに来たの」
「うん」
気がつけたここは屋上で、隕石は落ちていなくて、そしてふたりは中学生の姿に戻っていた。
「私、ヒロシくんのことが好き!」
「どこでミキコちゃんの名前を知ったのかは知らないけれど――」
「私の話を聞いて!」
彼の言葉を遮り、叫ぶ。
話を聞いてもらわないと、ここまで来た意味がない。
幽霊になってから噂の通りに過ごして来て、だけど彼の名前だけが思い出せなくて。
それが、運命的な出会いを果たしてようやく思い出すことができたんだ。
彼の名前は三好ヒロシ。
私が3年間片思いした人。
「……それで、私は死んでしまったの」
自分が死んだ経緯を話終えたとき、ヒロシは唖然とした表情に変わっていた。
最初は信じてくれていなかったけれど、明らかに様子が違う。
「本当に君はミキコちゃんなのか? 隕石で亡くなった、あの?」
私は何度も頷いた。
当時流行していたキャラクターとか、学校の先生とか話せば話すほどに自分が自分に戻っていくようだった。
「あの時言えなかったことを、言いに来たの」
「うん」
気がつけたここは屋上で、隕石は落ちていなくて、そしてふたりは中学生の姿に戻っていた。
「私、ヒロシくんのことが好き!」