強引な年下イケメンに溺愛されて恋がはじまりました。
あれ、この声はどこかで聞いたことがあるような。だけどすぐには思いだせない。


「はあ?何様のつもり?」


注意されたのが気に食わないのか反論するクラスメイト達。

 
あいつらほんとどうしょうもないな。


揉め事が大きくなりそうでヒヤッとする。


自分のせいで大変なことになってしまってる。


慌ててベッドから起き上がろうとしたけど、強い頭痛と眩暈がして動けなかった。


「……っ」


くそ、こんな時に。


だけど、クラスメイトの女子があることに気がついてからは急に風向きが変わる。


「あ、ちょっと、この人、上級生みたいだよ」


「え、やばっ」


「失礼しました、みんないこいこー」


ようやく、諦めたみたいで保健室からゾロゾロと出て行ってくれた。


クラスメイト達が去った後に、その上級生の女子がカーテン越しに声をかけてきた。
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