強引な年下イケメンに溺愛されて恋がはじまりました。
「大丈夫ですか?今、ちょうど先生が職員室へ行ってるみたいで」


「あ、はい大丈夫です。さっきはありがとうございました」


「いえ、ゆっくりやすんでくださいね」


カーテン越しで姿は見えないけど、優しい声だった。


その後、すぐに寝てしまったけど起きたら冷たいタオルが額に乗せられてあった。


ひんやりしていて気持ちがいい。


きっとさっきの上級生の女子がしてくれたんだろうな。


さすが年上だな、うちのクラスの子どもっぽい女子達よりも落ちついていてしっかりしている。


お礼を言わないと。


そう思って、力を振り絞って起き上がりベッドから降りた。


よかった、さっきよりも体が動ける。


少し熱が下がったような気もするし。


カーテンを開けるとそこにいたのは思ってもいない人でびっくりした。


「あれ、君って」


「起きても大丈夫ですか?」
< 14 / 49 >

この作品をシェア

pagetop