強引な年下イケメンに溺愛されて恋がはじまりました。
彼女は目が合うと少しはにかんだように笑った。


そこにいたのは、保健室の天使。


彼女を見た途端、胸がドキドキと高鳴った。


「どうしてここにいるの?君って水曜日だけじゃなかったっけ?今日は金曜日だよ」


まさか彼女が迷惑女子グループを追い払ってくれたなんて思いもよらなかった。


初めて会った時はおとなしそうに見えたけど、ほんとは芯が強くてしっかりした優しい人なのかもしれない。


それに年上だってことにもびっくりした。 


よく見たら制服のワッペンの色が赤だから二年生か。


「今日の当番の人が風邪でお休みだから変わって私がきてたんです。
風邪が流行ってるみたい」


「そっか、そうなんだ」


「顔が赤いよ。もう少し寝てたほうが」


「あ、うん。
そうか、君、二年生なんだね。
同い年かと勘違いしてた。
やべ、だったら敬語をつかわないと」
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