【完】シンアイ

それから2日間、日中は柊さんの家で暇をつぶしながら、17時に2人の仕事が終わったあとは街を歩いて買い物に行ったりご飯を食べる

でも決まって21時には家に帰っていた

もう少し遊びたい気持ちはあるけど二人に迷惑はかけたくないから、そんなわがままは言わないけどそれでも楽しい2日間だった

「結衣ちゃんは、信也の部屋で寝たらいいからね
信也は俺の寝室に来いよ」

そう言って毎晩宮脇さんは毎日柊さんに自分の寝室で寝るように言っていて

夜はモヤモヤした感情だけが自分の中に残って眠りにつく
毎夜穏やかな感情でない、なにか、が心の中を渦巻いていた
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