【完】シンアイ

「信也・・・さん、大丈夫ですか?」

うっすら目を開けて、腕の中で微笑む少女を見て、ふわふわとした意識から一気に覚醒した

結衣ちゃんが、居る

俺の布団の中に・・・

「ごめん、俺全く覚えてないんだけど

昨日、何があったか教えてほしい」

「あ、いや・・・何もなかったですよ」

話の途中に目を逸らしながら、いつもより上がっている語尾

呼び方も、宮脇さんじゃなくて信也さんに変わってる

これは、俺が何かやらかした気がする


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