【完】シンアイ
価値観なんて、人によって違う
それは分かっているのに、自分の気持ちがこれについて行けない
「未成年と付き合うなんて、普通じゃない」そう後ろ指を差される日々ばかり
何も悪いことはしていないのに、後ろ指を刺される
それが不快でならない
仕事の邪魔をしないように、静かに部屋をでて、リビングに戻る
なんとなく自分のスマートフォンを取り出して、着信履歴からお父さんの番号を探して、タップする
2回コール音がなったあと、直ぐに電話に出て耳元から声がする
『もしもし』
「お父さん、相談がある・・・・んだけど」