【完】シンアイ
「結衣ちゃん、大好きだよ
だから、俺の前から消えたりしないでね」
ぼそっと呟かれた言葉に、咄嗟に疑問に思っていた点と点が一気に繋がった
信也さんが前に言ってた
「ねぇ、もっと俺を求めて
俺に縋って、俺が居ないと生きていけなくなるくらい、俺に溺れて?
それで、俺を・・・愛して・・・」
の意味がずっとわからなかった
信也さんの事を好きな自覚があったのに、信也さんがわざわざそういう言い方をした事に対する疑問
自分の家族を失って、縋るものがなくて全部をザルのように流して受け止めきれなかった信也さんが、行き着いた答え
自分に溺れて自分だけに頼るようにすれば離れていかない
自分の前から消えないと思ったのか
だから、俺の前から消えたりしないでね」
ぼそっと呟かれた言葉に、咄嗟に疑問に思っていた点と点が一気に繋がった
信也さんが前に言ってた
「ねぇ、もっと俺を求めて
俺に縋って、俺が居ないと生きていけなくなるくらい、俺に溺れて?
それで、俺を・・・愛して・・・」
の意味がずっとわからなかった
信也さんの事を好きな自覚があったのに、信也さんがわざわざそういう言い方をした事に対する疑問
自分の家族を失って、縋るものがなくて全部をザルのように流して受け止めきれなかった信也さんが、行き着いた答え
自分に溺れて自分だけに頼るようにすれば離れていかない
自分の前から消えないと思ったのか